北方店

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タイヤ市場
奮闘日記
バロータイヤ市場北方店

2019.07.03

ータイヤ5000年の歴史ー

おはようございます。(^^) 担当 豊田です。


今回は、ピット作業の紹介やタイヤの紹介などお休みにして、タイヤの歴史について詳しくお伝えしようと思います。


中国には「中国4000年の歴史」という言葉がありますが、タイヤの歴史にはさらに1千年を上回る「5000年の歴史」があること皆さん、ご存知でしたか?


まず、空気入りのタイヤが一般的になったのは今から100年前のこと。今は当たり前のタイヤも少しずつ時間をかけて今のタイヤになってきました。


ータイヤの起源ー


「タイヤ」の起源は、紀元前3000年前にさかのぼります。チグリス・ユーフラテス川河口地域のシュメール人(現在のイラク人)が物を運ぶためにソリの下に「車輪」をつけました。車輪といっても木の板を丸くつぎ合わせ、中心部分に心棒を付けて外周を動物の皮で覆うといった簡素な作りでしたが、ソリをそのまま滑らせるよりもはるかに摩擦を軽減でき、輸送能力は急激に向上したそうです。


このことは、遺跡から、車輪のついたソリのような乗り物の壁画が発見されていることや、紀元前.2600年頃のシュメール人の王族の墓から出土した遺品に、四輪馬車(戦車?)が描かれていたことなどから、少なくともそれ以前に発明されていたと考えられています。


そして、今から約2000年前、ローマ時代になると、ライン川流域のケルト人により、「鉄の車輪」が使われるようになりました。木製の車輪の外周に鉄の輪を焼き嵌めるという当時としては革新的な手法でした。
以降、約1900年間、ゴム製のタイヤが発明されるまで、この鉄の車輪が使われ続けたことになります。凸凹道は、さぞかし乗り心地が悪かったことでしょうね。


ーゴムタイヤの誕生から空気入りタイヤへー


「タイヤ」にゴムが使われ始めたのは1867年頃、今から僅か130年程前からです。当初は鉄の車輪の周りにゴムの輪を付けただけの「ソリッドタイヤ」と呼ばれるものでした。しかし当時のゴムは生ゴムだったため、とても耐久性があるとは言えなかったようです。


このタイヤは1886年にドイツの自動車メーカー、ダイムラー・ベンツによって作られた世界初のガソリン自動車や、第一次大戦の軍用車にも使われており、最高速度は時速30㎞程度、長時間走ると熱でゴムが焼けて煙が出たのだそうです。世界初のガソリン自動車は、現在も愛知県のトヨタ博物館でレプリカが見られるようです。一度、私も今度の休み見に行ってきます。


トヨタ博物館の情報はこちらから


今のような『タイヤ』に使われているゴムを発見したのは、あの有名なイタリアの探検家コロンブスで『タイヤ』の歴史を作るための大きな発見であったと言えるでしょう。


そしてついに・・・


現在の空気入りタイヤが実用化されたのは、1888年、英の獣医J.B.ダンロップが息子の自転車タイヤに使ったのがはじめてとされています。


もともとは1845年に 英のR.W.トムソンが空気入り『タイヤ』を発明したのですが、それが実用化されることなく、約40年後実用化されるに至りました。
そしてこの空気入りタイヤを「自動車」に初めて使用したのが、ミシュラン兄弟です。ミシュラン兄弟はこのタイヤで約百年前の1895年のパリ ~ ボルドー往復(1,179km)の耐久レースに出場しました。


結果は20回以上もパンクして最終的にはリタイヤしましたが、途中では優勝者の平均速度の2倍半にあたる時速61キロのスピードを出しました。このことがあって、翌年のパリ ~マルセイユ間のレースでは多くの車がこの空気入りタイヤを装着したと伝えられています。1900年代には、ほとんどの車がこのタイヤを装着するようになりました。


我が日本では、石橋正二郎氏が昭和3年にブリッヂストンタイヤ株式会社」を設立してタイヤの開発に参加していきます。太平洋戦争などいろいろな苦境や幾度かの社名変更をして今の「ブリヂストンタイヤ」が世界NO,1のシェアを誇るほど成長を遂げてきました。


こうして空気入りタイヤが広がってからも、強度向上のためのカーボンブラックや、排水や滑り止めのための溝を採用するなど、タイヤはさまざまな改良を重ねながら現在に至ります。今後ますますクルマが高性能化するにつれて、タイヤにもさらなる進化が期待できそうです。2024年には、ミシュランタイヤから「エアレスタイヤ」が実用化される予定です。「五千年という長い歴史」のその先を、この目で見られるのが楽しみですね。 


また、これからこの先、私がすごい尊敬している手塚治虫氏が「漫画」の中でも描いているように空を飛ぶ乗り物がこれから出てくるかもしれません。その時は、「タイヤ」を言うものがなくなって新しいものが出てくるかもしれませんね。それも、楽しみです。



私もタイヤの歴史を詳しく調べるまではここまで内容が濃いものだとは知らなかったです。今まで以上に、もっとタイヤのことについて勉強をしていこうと思いました。


皆様もタイヤにご興味を持ってお店にご来店頂くとものすごいありがたいです。タイヤご購入の際はぜひ、バロータイヤ市場 北方店にご来店ください。おまちしております。


長くなりましたが、ここまで、読んでくださりありがとうございました。