2021.04.14
オールシーズンタイヤの特徴とは?【Part2】
日本の四季時々の路面状況の変化に柔軟に対応できる点から近年ではオールシーズンタイヤの人気が年々増加傾向にあります。
しかしながらオールシーズンタイヤは実際はどうなの?というお客様の声が多く寄せられています。
ここでは安心・安全をモットーに装着いただけるようその特徴をご紹介していきます。
⑥オールシーズンタイヤの凄さ検証!タイヤ市場は自社にて、オールシーズンタイヤの氷上テストをやってます。
タイヤ市場では数回にわたり長野県女神湖ドライブコースを貸し切り性能テストを実施しています。
雪上路面、氷上路面でオールシーズンタイヤ同士の制動距離を比較、スタッドレスタイヤとの制動距離を比較し検証しました。
雪上路面やシャーベット路面ではスタッドレスタイヤと遜色ない性能を発揮したことはスタッフ間で驚きの声が多くありました。
アイスバーンではスタッドレスタイヤの方が優れた制動を示しましたが走行が十分可能であることは実証できました。
2017年雪上性能比較テスト
2018年氷上性能比較テスト
2019年氷上性能比較テスト
⑦<間違えると大変!>オールシーズンタイヤにも規格があります。
オールシーズンタイヤを選ぶ際に、気を付けないといけないことがあります。
M+S(マッドアンドスノー)とスリーピークマウンテンについて
M+Sマークの有るタイヤは、ぬかるんだ道や浅雪に対応できるよう、一定以上の溝の深さなどを持つタイヤに表示されています。 しかし走行性能を定義した規格ではないため、これだけでは氷雪上での性能はほとんど期待できません。
一方、スリーピークマウンテンマークは、ASTMという公的機関により、冬用タイヤとしての性能を認められた証です。
(欧州では、スリーピークマウンテンマークは日本のスタッドレスとほぼ同義で考えられています)
スリーピークマウンテンマークを持つオールシーズンタイヤは同時にM+Sマークも付いているケースがほとんどですが、一部のオールシーズンタイヤにはスリーピークマウンテンマークが無い「M+Sマークのみ」という物が存在します。
M+Sのみのタイヤで凍結した路面を走行する事は大変危険です。また、冬用タイヤ規制の走行が出来ない場合が増えてきています。
氷雪路を走行するためには、スリーピーク・マウンテンマークが刻印されたタイヤを履く必要があります。
せっかくオールシーズンタイヤを購入したのに、雪道を走れない、という事にならないよう必ず「スリーピークマウンテンマーク」の有無を確認してくださいね!
タイヤ市場のスタッフはこれらを熟知しておりますので、間違いないタイヤ選びができますよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
サマータイヤ、スタッドレスタイヤ、オールシーズンタイヤと選択できるのが現在です。
近年ではSUVやVAN用のオールシーズンタイヤが発売されているので幅広い車種に対応できるようになりました。
地域性や愛車の使い方も様々な中でオールシーズンタイヤの選択肢をご検討されてはいかがでしょうか?