世界の中心でもなければ、

愛を叫んでいるわけでもありません。

タイヤの中心で「あーー！」と叫んでいます。

なぜこんな不思議なことをしているかというとですね、

タイヤの内部の音の響き方が銘柄によって違うことがあるのです。

タイヤメーカーは「どうやってノイズをなくして静かなタイヤを作るか」を、日夜考えて研究開発しています。

たとえばブリヂストンのレグノは溝を工夫して、接地面に作った消音器で音を反響させて打ち消してしまうといった工夫。

またヨコハマのアドヴァンデシベルやミシュランのプライマシーは溝を細かく、またわざと不揃いにいっぱい並べて、異なる周波の音を「和音」の状態にして、人間の耳には聞こえにくくするといった工夫もしています。

そしてダンロップ開発したのが、「タイヤの内側でノイズが響きにくくせればいい！」です。

なんとタイヤの内側に特殊なスポンジがくっついています！

そうです！このスポンジがタイヤの内側で響くノイズを吸収してしまうのです！すごい！

だからタイヤの中心で何をやっているのかというと、

ダンロップの静粛タイヤ「ルマンⅤ」と、一般的な他メーカーのタイヤを４本積み重ね、

タイヤの中心に向かって「あーー！」と叫んでみると、響き方が違うのです。

他メーカータイヤＡ　「あーーーー！」

ダンロップルマンⅤ　「ぁあーーー・・・」

どうです！ルマンⅤのほうが響き方が静かでしょ！

残念ながらブログではうまくお伝えすることができませんが、

この他にもタイヤメーカーはいろいろな最先端技術を開発して、

快適なタイヤを作り続けているのです。

以上、ピット作業員だけが体験できる、ダンロップ特殊吸音スポンジ「サイレントコア」の実験でした。

みなさんもお店でダンロップのルマンⅤを見かけたらやってみてください。

「あーーーー！」

ミタス伊勢店　こいさん