今回はS2000のタイヤ交換とアライメント作業をご紹介します。

組み込むタイヤはミシュランのパイロットスポーツ４！

スポーツカーや輸入車ユーザーさんからは圧倒的に指名買いの多いタイヤです。

グリップ、乗り心地、排水性能、低燃費性能・・・あらゆる要素がバランス良く纏まっている万能タイヤです。

タイヤ交換の後はアライメントに入ります。

S2000は10カ所フル調整となります。

元々サーキット向きの数値にしていたとのことでなかなかのキャンバー角です。

測定してみると・・・

左後ろのトーが大きくアウトになっているのが気になりますね(^^;)

今回はお客様指定の数値で合わせていきます。

後ろのキャンバーはMAXに寝かせた状態からMAXに立てた状態で2°に、フロントは左右1°にしました。

後ろのトーは強めの設定にし安定感を重視しています。

数値が揃ったらボルトを締めこみカムにマーキングをしておきます。

この際に数値が揃った上でカムの向きに左右差が出ていないか見ておきます。

大きくカムの位置に左右差を付けないとキャンバーやキャスターが揃わない場合はサブメンバーのズレやボディの歪みによる左右流れの原因にもなったりしますね。

最後にハンドルセンターの確認で走行しますが、このS2000はVGSと呼ばれる車速応動可変ギアレシオステアリングが搭載されており

ハンドルを右から左まで全開に切ってもなんと1.4回転しかしません！

まるでカートに乗っているかのようなクイックさでした。

クイックすぎてハンドルのセンターを見極めるのもなかなか大変でしたよ；

この可変ギアレシオの構造は何回調べてもなかなか理解出来ずにいます(笑