おはようございます。（＾＾）　担当　豊田です。

突然ですが、皆様はタイヤはおろしたてよりも「皮むき」をしたほうが性能がアップすることご存知でしたか？

本日は、この「皮むき」に関してわかりやすくご説明します。

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「皮むき」とは・・・・

まず、多くの方は「皮むき」と言ってもピンとこないかもしれません。別の言い方で「慣らし走行」という言葉を聞いたことはないでしょうか？

簡単に言えば、地面に接地するゴムの表面を削る作業のことです。

なぜ、この「皮むき」を行ったほうがいいのかというと・・・・

すり減ったタイヤよりは、すり減っていないタイヤのほうがいい。多くの人はそう思っている方がいますが必ずしもそうとは限りません。

その理由は「皮」にあります。「皮」とは、生タイヤを加硫して成型し、金型から抜いた際にタイヤの表面に生じる薄いゴムの皮のことで、スタッドレスタイヤの「吸水」「密着」「ひっかき」性能は、この皮がむけることで本来の性能を発揮するのです。

では、皮むき前と後でタイヤがどのように違うのか写真で比較してみましょう。

・こちらが使用前のスタッドレスタイヤです。

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☆表面に丸い、スピュー（ヒゲ）のあとが見えるのがわかります。

一方こちらが「皮むき」をしたスタッドレスタイヤ。

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☆スピューがなくなり表面が削れているのがわかります。

スタッドレス性能をフルに発揮させるための「皮むき」には、特別な道具は必要ありません。表面の「皮」は通常の走行で徐々になくなっていきます。走行距離の目安は、一般道を60Ｋｍ/ｈ以下の速度でドライ路面で約100km。高速道路は平滑な路面なので、スタッドレスタイヤでの「皮むき」には不向きですが、どうしても高速道路で「皮むき」をする場合は、「皮」をむくための走行距離は長くなり、約200kmが目安となります。

もちろん、慣らし運転をしていない新品のタイヤでも強力な効き目を発揮する"ファーストエッジ加工"が施された商品などありますが、それでも、「皮むき」したタイヤのほうが断然効き目はアップするんです。

「まだ雪は降っていないから、大丈夫...」と思っている方や、これから新しいスタッドレスタイヤを購入する方は、冬の雪道走行に備えて、ぜひ雪が降る前にタイヤを装着して「皮むき」走行をしておきましょう。そのひと手間が、冬の安全運転をサポートしてくれますよ。

11月は大変混雑いたします。早めのタイヤのご購入をおススメいたします。