タイヤ市場伊勢崎宮子店です。

そろそろ履き替えの時期ですね。

夏タイヤ、冬タイヤと別でお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ということは、純正ホイールとは別に社外のホイールも用意して

付け替える・・というパターンが多数派かと思います。

同じホイールを使ってのタイヤの組み換えとなると

工賃も割高になりますし、何度もタイヤを使うとなると

リスクも高まりますからね。

それに付け替えは最悪ホイール付きで持っていれば

自分で交換することも可能です。

さてさて、今回はその中でも社外ホイールの装着に

焦点を当てさせていただきます。

先ず結論からお話しますと、

社外ホイールを装着するときにハブリングも装着してあげて下さい

ということなんですけども

その理由をお話するそもそもハブリングってなに？と思う方もいらっしゃると思います。

ハブリングは車へつける部品のひとつで

ホイール取り付け部のハブに合わせるスペーサーのことです。

純正ホイールの場合、

センターホールがハブにぴったり収まるように設計されているので、

ハブリングは不要です。

しかし、社外ホイールは純正よりも大きなセンターホールが

空いていることが多く、装着時、少し隙間ができます。

その為、隙間を埋めるためにハブリングが必要となります。

なぜ隙間が空いているのかというと、

各メーカーの様々な車種に対して、ある程度対応することができるように

ゆとりをもって設計されています。

その隙間を埋めてより純正に近づけるといった役割を持っていそれがハブリングです。

この記事を最後までお読みになるころにはハブリングが

如何に大切な部品なのか理解が深まってくるかと思いますので
最後までお付き合いください。

【走行の安定性】【ホイールナットの緩み防止】

さてハブリングに期待される効果とはなんでしょう。

ハブリングを使うことで、ホイールがしっかりとハブに固定され、

走行時の安定性や、ホイールと車をつなぐボルトの負担の軽減など、

安全性が増します。

純正に近づけるのですから当然の効果なのですが

もう少し深堀りします。

ハブリングを装着し純正ホイールに近づけることによって

①ホイールのセンターを出します。

ハブリング装着時に一番目立つ効果として
ホイールのセンターを出すことが挙げられます。
純正に近づけるということはセンターを出すという事です。

②様々な負担を軽減します

ハブリングを装着することにより『様々な負担』を軽減します。
車両側のボルド部分やホイールのナットが付くホールの
負担の軽減が期待できます。

③結果的に人、車、ランニングコストに良い影響を与えます。

ハブリングを装着するということはより純正のホイールに近づけ、
センターを出すということはタイヤの真円度も保つということに繋がります。

ものすごく極端な話をします。

走行の際にタイヤが楕円形で回るのと

きれいな丸の状態で回るのではタイヤの減り方も変わりますし

ハンドルのブレも変わります。

結論ありきになりますが「快適にそして安全に」なるということです。

とはいえ、リングを今まで装着してなくても特に支障がなかったよ、

と言ったお声も頂戴します。

確かにお客様の体験に基づいたひとつの結論と言えます。

それはそれで真実です。

ハブリングをつける最大のメリットのひとつとして

万が一の事態に備えられる・・ということです。

例えば、何らかの事故に遭遇したとして

タイヤに凄い衝撃を受けたとします。

その際にナットだけで衝撃を受ける場合と

ナットとセンターホールでがっちり衝撃を受けるのでは

損傷度に違いが出るのは想像に難くないかと思います。

人間でいうところの足回りのシートベルト。

シートベルト着用で守られた事例がたくさんあるように

万が一の事態に備える意味でも固定されている

ということがいかに大事かお判りいただけるかと思います。

最近はハブリングの重要性も高まってきているというのもあり

当店でも社外ホイールにハブリングを装着されるお客様も増えてきております。

冒頭の結論に戻りますが

安全、快適、万が一のためにも

社外ホイールを装着するときにハブリングも装着してあげて下さい。

履き替えのシーズン。

タイヤ市場伊勢崎宮子店