全車チェーン規制とは？｜冬用タイヤ規制と全車チェーン規制の違い

冬の時期は、雪が降った時に道路走行の安全を守るため、国土交通省から交通規制が発令されます。
冬用タイヤ規制と全車チェーン規制というものがありますが、このふたつはどう違うのでしょうか？

【冬用タイヤ規制】とは？
冬用タイヤ規制が発令された場合、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤ（*注釈）であれば走行できます。サマータイヤでは走行することができませんので注意が必要です。

【全車チェーン規制】とは？
全車チェーン規制が発令されると、スタッドレスタイヤ（冬用タイヤ）やオールシーズンタイヤ（*注釈）でも走行することはできなくなります。
その場合は、タイヤにチェーンを装着することで走行が可能となります。

道路を走行中に規制が発令される事も十分に考えられますので、普段から備えておくことが大切です。

【様々な素材のチェーン】
タイヤに装着するチェーンは、金属やプラスチック素材の物の他に、布でできたものもあります。

1.金属やプラスチックでできたチェーン
グリップ力が強く走破性が高いのが利点です。ただし、装着させるのに難易度が比較的高く価格も高価なものが多いです。

2.布でできたチェーン
走破性では金属やプラスチック製のチェーンには及びませんが、軽量で装着が簡単で比較的安価です。収納時もコンパクトでとても扱いやすいです。
嬉しいことに、乗り心地も損なわれません。

スタッドレスタイヤと併用すると、豪雪地帯でのチェーン規制が発令されている区間だけ布チェーンを履かせるという使い方ができます。
チェーンは全般的に雪のない道では使えないので、その都度取り外しが必要なのが難点でもあります。その点、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤと併用することで便利に使えて走行も安心です。

（*注釈）スリーピークマウンテンマーク付きのオールシーズンタイヤ